
近年急速に増えてきたフリーランスという働き方。特にIT業界では単価が高い傾向があるようです。その中でも特に単価が高い傾向があるのがITエンジニアです。
本記事では、ITエンジニアが正社員からフリーランスに転向する際、年収がどの程度上がる傾向があるのか、また報酬単価が高いプログラミング言語や高収入を得ているITエンジニアの特徴について詳しく解説します。
目次
フリーランスITエンジニアの年収傾向
フリーランスITエンジニアの年収は、経験年数やスキルセット、担当するプロジェクトの内容によって大きく変動します。一般的に、正社員のITエンジニアよりも高い年収を得るケースが多いと報告されています。例えば、フリーランスITエンジニアの平均年収は約800万円とされ、これは正社員の平均年収を上回る数字です。
また、別の調査では、フリーランスITエンジニアの年収相場は420万円から1,200万円と幅広く、正社員の平均年収である504万円(2024年1月9日時点)と比較しても高い傾向が見られます。
ただし、フリーランスとしての収入は安定性に欠ける場合もあり、案件の獲得状況や市場の需要によって変動することを念頭に置く必要があります。
報酬単価が高いプログラミング言語
フリーランスITエンジニアとして高い報酬を得るためには、需要が高く、かつ供給が少ないプログラミング言語を習得することが効果的です。以下に、報酬単価が高い傾向にあるプログラミング言語を紹介します。
1. Go
Go言語は、Googleが開発したプログラミング言語で、高い処理速度と効率性が特徴です。大規模なシステム開発に適しており、需要が増加しています。人材紹介サービスのレバテックフリーランスの調査によると平均月単価は約87万円と報告されています。
2. Ruby
Rubyは、シンプルで読みやすいコードが特徴のプログラミング言語です。スタートアップやベンチャー企業での採用が多く、スピーディな開発が求められるプロジェクトで重宝されています。人材紹介サービスのレバテックフリーランスの調査によると平均月単価は約80万円と報告されています。
3. Python
Pythonは、データ分析や機械学習、Web開発など幅広い分野で利用されており、需要が高まっています。その結果、案件の単価も上昇傾向にあり、人材紹介サービスのレバテックフリーランスの調査によると平均月単価は約76万円と報告されています。
4. Kotlin
Kotlinは、Androidアプリ開発で主に使用されるプログラミング言語で、近年需要が急増しています。人材紹介サービスのレバテックフリーランスの調査によると平均月単価は約80万円と報告されています。
5. TypeScript
TypeScriptは、JavaScriptを拡張した言語で、大規模なWebアプリケーション開発での需要が高まっています。人材紹介サービスのレバテックフリーランスの調査によると平均月単価は約76万円と報告されています。
高収入を得るフリーランスITエンジニアの特徴
高収入を得ているITエンジニアには、以下のような共通点が見られます。
1. 希少性の高いスキルセット
需要が高い一方で、習得者が少ないプログラミング言語や技術を持つITエンジニアは、高単価の案件を獲得しやすい傾向にあります。例えば、GoやKotlinなどの新興言語は、経験者が少ないため高い報酬が期待できます。
2. 豊富な実務経験と専門知識
経験年数が長く、専門的な知識を持つITエンジニアは、即戦力として評価され、高い報酬を得ることができます。特に、上流工程の経験やプロジェクトマネジメントのスキルを持つITエンジニアは重宝されます。
3. 柔軟なコミュニケーション能力
フリーランスITエンジニアは、クライアントとの直接的なコミュニケーションが求められます。円滑なコミュニケーション能力は、信頼関係の構築や継続的な案件獲得に直結し、結果的に高収入につながります。
4. 自己管理能力とビジネスマインド
フリーランスとして成功するためには、スケジュール管理や自己研鑽、適切な報酬交渉など、ビジネスマンとしてのスキルも重要です。これらの能力が高いITエンジニアは、高収入を得る傾向にあります。
フリーランスITエンジニアの継続的な案件獲得方法
1.フリーランス向けのエージェントを活用
一番手軽で案件に繋がりやすいのはフリーランス向けのエージェントに登録することです。エージェントを利用するメリットとしては個人とは契約を行っていない大企業の案件に携われる可能性があることや、業務や契約・請求にまつわる諸手続きを自分で行わなくてもよく業務に集中できる点が挙げられます。
デメリットとしては、登録するサービスや担当者によっては案件を紹介してもらえない、エージェントフィーが中抜きされるといったことがあります。案件を切らさないようにするには複数のエージェントに登録して並行して利用するのがおすすめです。
2.クラウドソーシングを活用
Lancersやクラウドワークスなどのクラウドソーシングを利用する方法もあります。登録が手軽でサービス内で実績を積むと認定バッジがついて案件獲得につながりやすくなるなど各サービスごとに工夫はありますが、全般的に単価は低めの傾向があります。まだ実績があまりないフリーランサーが実績をつむ為に利用するのがおすすめです。
3.直接営業・SNS活用
一番個人の営業力が試される方法です。直契約による単価交渉ができる為、交渉力のある方にとっては一番高単価につながりやすい方法です。個人のSNSで実績や専門知識を発信して案件に繋げている方もいます。ある程度の実務実績があり、SNS運用に時間が割けてコミュニケーション能力の高い方にはおすすめの方法です。
以上のようにITエンジニアとしてある程度の実績のある方はフリーランスになることでより高い年収を得ることが可能です。
フリーランスに興味のある方はぜひ本記事を参考にしていただければ幸いです。
参考:フリーランス協会フリーランス白書2020、求人ボックス給料ナビ
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